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◆ ふるえるカジさん ④ ◆

「ふるえるカジさん」 続きです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


10月23日(火)午前8時20分。
東京・八重洲口のフジヤホテル前のバス・ターミナル。
草津温泉直行のバスに、カジさんを入れて6人が乗り込みました。

多重臓器不全のカジさん。
糖尿病持ちの建設会社E社長。
自律神経失調症の主婦Tさん。
長年の肩こりに苦しむ主婦Aさん。
2年前、がん手術で胃半分を切除したという主婦Yさん。
プラス筆者。

いずれも病と闘い、老いにあらがう男女ばかり。
つまり現代日本社会の縮図です。

縮図を乗せたバスは首都高から関越へ。
さらに赤城山を望みながらゆられること3時間。

草津温泉は、ケヤキの大木と深紅のヌルカエデ、
朴葉散る道とハゼウルシの炎の中に、
湯煙を上げていました。

時に皇室の宿泊もあるという、紅葉のホテルヴィレッジ。
ここが「AWG」合宿の会場です。


持ってきた「AWG」は3台。
これをE社長とカジさんで1台。主婦3人で2台。

2つの部屋に分かれ、入浴と照射を反復する2泊3日
過ごそうというのです。


E社長は「疲労虚脱」と「糖尿」、「目全般」のコードを順次。
Aさんは「動脈硬化」と「アシドーシス」。
それぞれの自覚症状とコード表をつき合わせてもらい、
器具のスイッチを入れてもらいます。


照射わずか10分。
主婦のYさんはスッと眠りに落ちました。
主婦のAさんは拙著『「AWG」は魔術か、医術か?』を開いているうち、
やがて「動脈硬化」の波動に揺られウトウト。
E社長はと見れば、「疲労・虚脱」コードで、すでに高いびきです。


現代人は、だれもがくたびれている。

主婦も社長も、人間関係の渦にあって、芯から疲れ切っているのです。
「AWG」をかけると、そのことがよくわかります。


カジさんを誘って、会員専用のクア(温泉)に入りました。

湯気の向こうで、カジさんの声がします。
「多重臓器不全を言い渡され、6年も生存している人間は、
 私が初めてでしょうね。」

遠くは歌手の三橋美智也、バーブ佐竹、
近くは田原総一朗評論家の夫人など、
無念の死が続くなか、カジさん1人だけがくたばっていません。

生存の秘訣は?

問う筆者にカジさんは答えました。

「……プラセンタですね。」




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ( … 続く ) ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



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◆ ふるえるカジさん ⑤ ◆

「ふるえるカジさん」 続きです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


――― プラセンタ

カジさんが命を救われたとする物質名に、聞き覚えがありました。

今からざっと40年前。
ビタミン剤というものが、サラリーマンの間に普及しはじめた頃です。

「QエンドP」というビタミン剤が発売されていました。
製造・発売元はK社。
製薬会社がさまざまなビタミン剤を売り出すなかで、
K社製のものだけがひと味ちがっていました。

明らかに疲労回復のスピードがちがう。

ある時、原材料が胎児のへその緒を含む胎盤だ…と知り、
へぇ~と思ったものです。
全国の産婦人科医院から、毎日胎盤エキスが回収され、
錠剤の主要成分に化けているのかと。

それがプラセンタ(胎盤エキス)でした。


しかし――。
いつの間にか「QエンドP」成分から、赤ん坊の胎盤が消えました。

何か問題があったのでしょう。
理由は公表されていません。
胎盤の採集は、赤ん坊から家畜に替わり、
それも牛のBSE流行からこちら姿を消しました。

「今は無菌ブタの胎盤しか認められなくなって……
国産の胎盤エキスが少なくなり、
北欧あたりからの輸入ものが増え、
ビタミン剤には使われなくなっています。」とカジさん。


赤ん坊の胎盤エキス。
どんな効果がありましたか?

湯気の向こうから答えが返ってきます。
「手術後の、組織回復を助けてくれました。」


『組織が回復する』

カジさんの一言にピンと来るものがありました。

「AWG」とプラセンタを組み合わせれば、
効能大となるのでは?


入浴のあと、「AWG」はカジさんの番に。
「疲労全般」、「ウィルス性疾患全般」、「筋肉衰弱」。
関連するコードを選び、カジさんはたちまち深い眠りに落ちました。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ( … 続く ) ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



◆ ふるえるカジさん ⑥ ◆

「ふるえるカジさん」 続きです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


21歳~23歳にかけて――
売れっ子のメンズ・ファッションデザイナーとなったカジさんは、
美人画で有名な伊東深水、前衛画家の岡本太郎各氏らの知己を得て、
感性を磨きました。

一面識もない青年デザイナーのカジさんに対し、
岡本太郎が手を振り肩を揺すり、
目を輝かせて語った「美とは何か?」。

これを機に
「本物のメンズ・ファッションとは何か?」
の問題意識が頭をもたげた――と、カジさんは20代の前半を回想します。


「本物のメンズ・ファッション。
 それは、手作りから生まれる。」

イージー・オーダーの大海を泳ぎながら、カジさんは1つの結論に達しました。

生地の仕入れから服飾デザインから縫製まで、
全て自分の感性と技術で選択する
オーダー専門店(仕立て屋)に転身しようと決意しました。

23歳で結婚、独立したカジさんは、
愛妻との間に子どもも生まれ、
紳士服の注文も順調、順風満帆の人生と見えましたが、
40代に入り、試練が襲います。


唐突に訪れた妻の死。
死因はガンでした。

その後、何度かあった再婚話を断り、男手一つで娘を育て上げたカジさん。


波乱含みの人生は、
そのまま高度経済成長期のメンズ・ファッション史でもあり、
服飾業界の名工が遭遇した「多重臓器不全」との、
なまなましい闘いの記録でもあります。


それにしても、カジさんはよく寝ます。
10/23 … 4クール 5時間半。
10/24 … 5クール 7時間。
10/25 … 1クール 1時間。


ここに書いた1クールとは、数種類の波動を組み合わせたもの。

カジさんの場合、「疲労全般」、「疲労倦怠」の2種類で1クール。
それを終えると「免疫抗体の向上」、「ウィルス性疾患」で2クール目。
「筋肉衰弱」、「筋肉の痙攣」で3クール目といった具合です。

それぞれのクールごとに
照射する波動のヘルツ(高低)が違ってきます


13時間。
2泊3日でカジさんがおこなった「AWG」照射の合計時間です。

カジさんはその時間中のほとんどを、寝ていました。
目が覚めると入浴です。


3日目の深夜。
カジさんは、背中が痒くなりました。
虫刺されのような痒みではない。
皮膚の内側からチリチリと走るような、痒みです。

「傷口が盛り上がってくるときの痒みに、似ています。」とカジさん。


この日の午後、カジさんは「わたの湯」に入りました。
数ある草津温泉の中でも、源泉引き入れで名高いクア。
泉質が綿のように柔らかいところから、その名が付いたとか。


カジさんの痒みの報告に、内心「やった!」と思いました。
これは深部からの痒みにちがいないと。
わたの湯+「AWG」の波動照射は、
確実に全身の臓器を活性化させているのだ。
痒みはその現れだ。
そうに違いない……!


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ( … 続く ) ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



◆ ふるえるカジさん ⑦ ◆

「ふるえるカジさん」 続きです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


2泊3日の「AWG」合宿は、あっという間に終わりました。


E社長は、右足をチェアの上にひょいと上げ、
「足の動きが軽くなったよ。
 こんなに軽くは上がらなかったんだ。」

主婦Yさんは
「身体全体が軽くなったわよ。」

主婦Aさんは
「肩と背中が軽くなり、積年の肩こりが失せた感じ。」

主婦Tさんは
「お腹のチクチクは変わっていないよう。
 私にはどうも『AWG』はいまいちみたい。」


Tさんの感想について一言コメントしておきましょう。

今回参加の3人の女性のうち、
「AWG」の波動にもっとも敏感だったのがTさんでした。

パットを通して体内を浸す素粒子の「波」
これに対する反応は人さまざまですが、
生まれて初めて体感する、体液を微細に揺さぶられる感覚 ――

多くの人がすぐに慣れ、「快い」と思うのですが、
中には「不気味」「怖い」と感じる人もいます。
美や造形に敏感な、芸術家肌のタイプです。


「十人十色」と言います。
人の個性は性格や才能にだけでなく、
体質や骨格、ホルモン分泌などにも個性が表れます。

いや、体躯骨格の多種多様こそが、「十人十色」の源なのです。
「AWG」との相性の善し悪しは、
個性の表れと野太く割り切るほかありません。

Tさん、貴方にはきっとぴったりした施療法があるはずです。



カジさんはというと、手のふるえは相変わらず。
しかし、体調は良く、顔色の血色もよく年末を迎えています。


カジさんを観察していると、手のふるえが最大になるのは
筋肉が「止め」のポジションに入る直前です。

「止め」のポジションの意味はこうです。

ペンを持つことは何とか出来る。
ペン先を紙の上に近づける。これも出来る。
ペン先を紙につける。
この時にふるえが最大になるのです。

紅茶を入れたコップに指をかける。何とか出来る。
指先と掌でコップを持ち上げる。これも出来る。
コップの縁を唇につける。
この時にふるえが最大になり、こぼしてしまうのです。


筋肉の動作は、一見おおざっぱに見え、じつは非常に細かい。
細かな動作に移る時、大きな力を必要としているのだと、
カジさんを見ていて分かります。

明らかに、脳から指令が出ている。
『そこで筋肉の動きをストップさせろ』の指令が。
その時、不必要な力が加わり、それが余りあふれて、手先のふるえを生んでいる。
そのように見えます。


オリンピックの射撃の中継番組で、息を止め銃身と銃口の照準を停止させようとする光景が甦ります。
息が上がってくると、銃身がふるえ命中しない。
カジさんのふるえに共通するものがあります。


脳神経と筋肉はつよく連動し合っている。
手のふるえは、じつは脳神経の運動機能を司る部位の不調から来ているのではないか。

手先の微妙な動きを支えるのは、迷走神経。
迷走神経をコントロールしている部位といえば、
右脳と左脳をつないでいる「橋(きょう)」と呼ばれるところです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 


ここで連載の1回目の文章に戻ります。
「橋」に響くコード照射を受け、こんこんと眠っていたカジさんの姿。

結局、このコードが一番カジさんに良いのではないか。
よし、新年は原点に戻り、カジさんを眠らせることから始めよう。

 とつおいつ 思案に除夜の 鐘を聞く (紅樹)

行く年のご愛読を謝す。

皆さん良いお年をお迎えください!



プロフィール

俊成 正樹

Author:俊成 正樹
1936年生まれ。大阪市出身。
中央官庁(現・国土交通省)勤務を経て、社会派ジャーナリストとして独立。松本清張、森村誠一など有名作家との共同作業に参画、取材・調査に活躍。
1981年より「水」問題に取り組み、元日本陸軍の保有していた防疫給水技術調査のためアメリカ、イギリス、中国、ロシアなど各国を取材。各地の水資源問題に精通。
著書に『日本から水がなくなる日』(2009年)、『学校では教えない商売・お金・運開き』(2009年)、『水道管の叫び』(共著、2010年、以上中経出版刊)ほか多数。

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