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◆ 世界最高記録 ― 誠の奇蹟 ⑤ ◆

「世界最高記録 ―― 誠の奇蹟」 続きです。



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


2月23日(土)正午。

神奈川県小田原市に向かう道路渋滞に巻き込まれていました。
聞けば「小田原梅まつり」の影響とか。
梅を愛でようとする風流ドライバーの車列は、
まるで1本の棒のようにつながり、5メートル進んでは一拍休み。

取材先に遅刻の連絡をと思った矢先に、携帯電話が鳴りました。
運転中は「応答ナシ」が基本ですが、相手は大新聞の遊軍M記者。
三度四度の熱心なアプローチに根負けしました。


「ちょっと確認しておきたいのですが……
 厚労省の中に『医療国際展開戦略室』をつくるってこと、
 俊成さんの耳にも入っていますか?」

 「あれだろ。
  内閣官房に生まれた健康・医療戦略会議とのからみだろ。」

「やはり入っていますか。
 外国からの医師・看護師・保健師を受け入れ、
 日本国内で医薬品や医療器具の扱い方、
 医療サービスのありようを学んでもらおうって戦略でしょう。」

打てば響くとはこのこと。
M記者は核心を突いてきます。

 「そうだよ。
  TPP(環太平洋関税パートナーシップ)をにらんだ、厚労省サイドの作戦だな。
  新年度から作戦予算が付きそうだからね。」

「30億人になるんだそうですね。」

若いM記者の話は、ポンと飛びました。

 「何が30億人?」

「向こう半世紀、地球上に増える65歳以上の高齢者ですよ。」

 「そんなに年寄りが増えるの?」

「増えます。世界大戦でもない限り30億人。」

日本の後を追うように、高齢化社会が全世界に広がる、とM記者は断定的に言い、

「人類の高齢化は、いずれG20の議題になるでしょうね。
 WHO(世界保健機構)もアクションを起こすとか」

車列が動きはじめ、ここで通話は終わりました。


向こう50年間で30億人か。
ますます膨張する医療費。

ハンドルを握る両手から、ふいふいと想念が湧き出ます。

―――日本は世界各国から見て、「もっとも進んだ高齢者医療システム」のお手本。
『厚労省=医療国際展開戦略室』は、日本の医療器具とサービスの輸出を狙っている。

WHOがキャンペーンを張るここ数年のテーマ情報が、
国連筋から、厚労省サイドに入っている。

これから「50年で増える年寄りは30億人。
爆発的に高齢者医療のニーズが高まる。

くるくると想念が転回し

「大変だ……
 『AWG』は、ますます時代の寵児になるぞ。」

思わず声が出ます。


ようやく小田原市内のパーキングに入ると、待っていたかのように着信音。
清水市の「がんマーカー検査値」の世界記録保持者・誠さんの家族(夫人)からです。

「あの……
 ここに来て、オシッコが急に近くなって、夜中に6回ぐらいあるんです。」




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ( … 続く ) ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



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プロフィール

俊成 正樹

Author:俊成 正樹
1936年生まれ。大阪市出身。
中央官庁(現・国土交通省)勤務を経て、社会派ジャーナリストとして独立。松本清張、森村誠一など有名作家との共同作業に参画、取材・調査に活躍。
1981年より「水」問題に取り組み、元日本陸軍の保有していた防疫給水技術調査のためアメリカ、イギリス、中国、ロシアなど各国を取材。各地の水資源問題に精通。
著書に『日本から水がなくなる日』(2009年)、『学校では教えない商売・お金・運開き』(2009年)、『水道管の叫び』(共著、2010年、以上中経出版刊)ほか多数。

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