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◆ 号外 混合診療解禁と「AWG」 ① ◆

号 外 ① !

混合診療解禁と「AWG」


サッカーワールドカップの開催日まで、あと一年。

安倍内閣は、サッカーならぬ健康・医療分野を、
海外進出の「柱」に飛躍させる「成長戦略」をまとめました。


いま、日本の医学はIPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究でノーベル賞を受賞、
高度医療ジャパン、長寿ジャパン、国民皆保険ジャパンに世界が注目しています。

「よし、いまだ!
 海外進出の好機来る!」 と見ての野心的な「成長戦略」です。


2年前、2011年の実績で、
日本製の医療機器、クスリなどの貿易帳尻は、約3兆円の輸入過多。

これを逆転させ、日本製の薬品や医療・検査器具などの
輸出を、グーンと伸ばし、産業の「柱」にしようというのです。


そのために、何から手をつけるのか?

① 日本版NIH(独立行政法人・国立衛生研究所)を立ち上げ、
  これを医療革新の戦略司令塔として、医療(行政)を改革する。

② 市販薬のインターネット上の販売を解禁する。

③ 「混合診療」(健康保険診療と保険外診療の併用)を認める。

④ 医療・医薬品の薬事審査の人員を増やし、審査をスピードアップさせる。

⑤ 予防医学に力を入れる。

「計画」はさし当たって、この5点を提起しています。


上記5点のうち、もっとも注目されるのは、混合診療の公認です。

一口で言えば、
健康保険適用の治療・投薬と、適用外の治療・投薬を、
同じ病院・クリニック内で認めようということです。

ひらたく書けば、
これまでの健康保険システムを適用した精密検査結果と、
健康保険適用外の「療法」を結合させようというのです。


すでに民主党内閣時代、
厚労省内に「代替医療研究会」が発足していました。

名称の「代替医療」とは、免疫療法を軸とした東洋医学・民間療法を含む、
自費診療の「流れ」を指します。


がんに見る現在の健康保険適用システムは ―――― 。

精密検査+外科手術+放射線治療+抗がん剤の4点セット
以外の治療方法には保険を適用しないシステムです。

手術と放射線と抗がん剤の効果を上げるために、
精密検査のあまたチェック項目がしつらえられている感があります。

検査機器メーカーと製薬会社。
その利益を保証するために健康保険システムがある。

そのような現象があります。


しかし、手術も放射線も抗がん剤も、
ともに患者の健康細胞を破壊し、
確実に体力を減退させます。

4点セットの結果、どれほどの好転率が得られるか。
そのデータは公表されていませんが、
数%ではないかと、俊爺は推測しています。

確とした根拠はありません。
取材先で見聞した印象です。

ただし印象は「科学」ではありません。
数%が間違っていれば、読者に詫びた上で訂正します。

拙著『「AWG」は魔術か、医術か?』に書いたように、
患者を死に至らせる「うるおいの流れ作業」「4点セット作業」が、
医療現場に幅を利かせ、健康保険システムがそれを支えてる、
と爺は見ています。


健康細胞を破壊せずに、がんをやっつけようではないか。

その問題意識が医学者・医師・研究者の間に芽生え、
「代替医療」という言葉が、30年ばかり前から、医療現場に登場しました。
4点セットに代わる、新しい施療、代替施療という意味です。

4点セットと「代替医療」を、並行しておこなう。
それが、混合診療。

今回、混合診療を解禁する目的は?


IPS細胞を使った再生医療、
離島や僻地、あるいは海外の人々への
遠隔診療などの先進技術開発を、さらに加速するためですが、
隠されたもう1つのねらいは、新しい抗がん剤の開発です。


新薬開発のネックは、厚労省のおこなう厳格な薬事審査。
膨大な臨床データを集め、じっと審査の順番待ち。

そのあいだに、欧米の開発する新薬に抜かれてしまう。

そこで、これまでタブーだった混合診療を、
思い切って全面解禁することにより、
臨床データを収集しやすくし、
審査期間を短縮しようというのです。


続きは号外②に ――― 。



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プロフィール

俊成 正樹

Author:俊成 正樹
1936年生まれ。大阪市出身。
中央官庁(現・国土交通省)勤務を経て、社会派ジャーナリストとして独立。松本清張、森村誠一など有名作家との共同作業に参画、取材・調査に活躍。
1981年より「水」問題に取り組み、元日本陸軍の保有していた防疫給水技術調査のためアメリカ、イギリス、中国、ロシアなど各国を取材。各地の水資源問題に精通。
著書に『日本から水がなくなる日』(2009年)、『学校では教えない商売・お金・運開き』(2009年)、『水道管の叫び』(共著、2010年、以上中経出版刊)ほか多数。

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