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◆ 号外! 「混合診療解禁」 ① ◆ 11/11

号外! 「混合診療解禁」 ①



「混合診療全面解禁」を巡る、最新情報を伝えます。

現行健康保険システム(保険基金から医療代金が支払われるシステム)では、
未承認薬品、器具等を、医師が投薬・使用することを原則禁じています。


たとえば、医師がAWGを使った治療を行うとき、
「CTスキャンの走査による患部の確定」を併せて行う場合、
これは「混合診療」に当たり、
原則、診療行為そのものが基金からの支払い対象から除外される
(つまり、基金から医療費が病院側に支払われない可能性が高い)
システムなのです。


安倍内閣は、この秋の国会に、
関連法の改正案を提出する方針のもと、
先進医療分野に限り「混合診療解禁」へと大きく舵を取ろうとしています。

新開発のがん治療薬、
IPS細胞移植による臓器再生、
微細なロボットを使った血管内走査、
量子レベルでの波動治療実験など、
未承認薬品・器具の臨床使用を、思い切って認めるというわけです。


ここで対象となる「先進医療分野」とは?

いまのところ、悪性新生物(各種がん)、
脳血管障害・心臓疾患・腎臓・肝臓関連の
治療分野に限っての解禁が、有力視されています。


「混合診療解禁」のねらいは、大きく言って次の2つ。

①がん治療分野で山積している
 「薬事審議会の審議待ち」新薬の臨床使用を早め、
 メイドインジャパンの新薬を、
 東南アジアなど新興国に輸出、外貨を稼ぐ。

②未承認薬品の「自費診療」を解禁することで、
 国民医療費を抑える。


日本の新薬開発レベルは、この10年で格段にレベルアップし、
中山教授のノーベル賞IPS細胞技術など、
「日本でなければ開発出来ない」効能の薬剤・機器がてんこもり。

政府・薬事審議会の承認が降りないので、
輸出も出来ず宝の持ち腐れ。

1000床以上の臨床テストが必要など、がんじがらめの規制が。
これ、誰かの既得権を守るための行政のツケが、
回り回った結果……
と指摘する向きもあります。


「混合診療解禁」によって、
医師が未承認薬剤をどんどん試用できるようにする。

その結果を薬事審議会に反映させ、
「よし、これを新薬として承認しよう」の速度を速める。
これが上記①のねらい。
TPP交渉の年内妥結をにらんだ、「成長戦略」というヤツですな。

①については、
未承認薬剤を使い、自費診療を自由化することで、
健康保険医療から「金持ちの殺到する先進医療分野」を切り離す結果を生む……
のではないか、と心配されています。
つまり医療の「松・竹・梅」コースが生まれるのではないかと。


上記②の結果、
プアー層は先進医療分野(自費診療コース)から足が遠のく。
こうして、マルビだけの健康保険医療と、
マルキンの先進医療に分かれ、
膨れあがっている国民医療費がプシューッと、
音を立ててしぼむはずだ……。


「国民皆保険」の理想を掲げ、若手厚生官僚が情熱を注いだ
40年前がウソのような医療制度の改革(改悪?)が、
混合診療解禁となって実施されようとしているのでやんす。





☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ( … ②へ続く ) ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




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プロフィール

俊成 正樹

Author:俊成 正樹
1936年生まれ。大阪市出身。
中央官庁(現・国土交通省)勤務を経て、社会派ジャーナリストとして独立。松本清張、森村誠一など有名作家との共同作業に参画、取材・調査に活躍。
1981年より「水」問題に取り組み、元日本陸軍の保有していた防疫給水技術調査のためアメリカ、イギリス、中国、ロシアなど各国を取材。各地の水資源問題に精通。
著書に『日本から水がなくなる日』(2009年)、『学校では教えない商売・お金・運開き』(2009年)、『水道管の叫び』(共著、2010年、以上中経出版刊)ほか多数。

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